02.歩いて人気の名所をめぐる

鎌倉駅をスタート地点に、長谷寺や高徳院(鎌倉大仏)といった有名・人気のスポットを歩いて巡りながら、銭洗弁財天や源氏山公園など隠れた名所も訪れる充実のコースです。自然の中を散策しながら、歴史的な魅力と心休まる風景に触れられるのがポイントです。

START:鎌倉駅(西口)

徒歩 30分

長谷寺

鎌倉では杉本寺に次いで古い寺とされ、736(天平8)年に創建したと伝えられている長谷寺。もともとは新長谷寺といい、奈良の長谷寺を本とし創建年も奈良の長谷寺にならったといわれます。

実際の創建年次は不詳ですが、現存資料中に1264(文永元)年の梵鐘銘があることから13世紀には創立されていたことがわかります。

徒歩 10分

高徳院(鎌倉大仏)

武家政権と民衆の安寧を願ってつくられた金銅の鋳造仏です。つくられた当時の姿をほぼ保っているものの、1252(建長4)年に鋳造が開始されたこと以外は謎につつまれています。

仏像としては鎌倉で唯一の国宝に指定されています。

徒歩 27分

銭洗弁財天宇賀福神社

佐助ヶ谷の最奥に三方を尾根に囲まれ、古くから隠里と呼ばれ、福神の住むところといわれた凹地があります。銭洗弁財天宇賀福神社はそこに鎮座しています。

銭洗弁天のもとは扇ヶ谷の八坂神社の末社でしたが1970年に独立し、名を銭洗弁財天宇賀福神社としました。御神体は、体は蛇、頭は人の形をしていて水の神とされています。

徒歩 10分

葛󠄀原岡神社

祭神日野俊基卿は鎌倉幕府の荒廃を憂い、後醍醐天皇を中心とした倒幕計画を進めましたが、幕府に捕えられ、この葛原岡で最期をむかえました。

辞世の句「秋をまたで 葛原岡に 消ゆる身の 露のうらみや 世に残るらん 古来一句無死無生萬里雲 長江水清」。社殿左には「俊基卿終焉之地」の碑があります。

徒歩5分

源氏山公園

源氏山は、英勝寺と寿福寺の裏にまたがる山で、後三年の役(1083~1087年)で八幡太郎義家が奥羽(東北地方)に向かう際、この山上に白旗を立て戦勝祈願をしたという伝説から、源氏山や白旗山と呼ばれるようになったといわれていますが、寿福寺のあたりに源氏の邸があったからともいわれています。

現在は、サクラや紅葉が美しい自然公園として多くの人々に親しまれており、中央広場には高さ2mほどある、1180(治承4)年ころの若い源頼朝の像が立っています。また、遠足などの屋外食事場所としても人気です。

徒歩 15分

寿福寺

1200(正治2)年、源頼朝の妻・北条政子が頼朝の死後、頼朝の父である義朝の旧邸跡に明庵栄西を招いて創建した寺で13世紀後半になって禅宗の寺院となりました。本尊は釈迦如来坐像。その脇には大きな仁王の像があります。
​鎌倉五山の第三位。

三代将軍実朝もしばしば訪れ、最盛期には十数か所の塔頭を擁する大寺であったといいます。山門から石畳の参道が中門まで続いており、現在は中門の手前まで拝観できます。

徒歩 9分

GOAL:鎌倉駅(西口)

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