08.緑深き谷戸歩きで四季を感じる

鎌倉特有の山懐に抱かれた地形、谷戸や切通を歩きながら、現世のご利益にもあずかれるコースです。お弁当持参でお花見したいファミリーには特におすすめ。ちょっと汗をかいて運動不足を解消したい人は、是非どうぞ。

START:鎌倉駅(西口)

徒歩 11分

英勝寺

1636(寛永13)年、江戸幕府の初代将軍徳川家康の側室であったお勝の方(後の英勝院)を開山として、水戸徳川家が、祖先の太田道灌の屋敷跡と伝えられる場所に創建した、鎌倉唯一の尼寺です。

英勝寺の裏山には立派な代々の住職の墓地があります。

徒歩 10分

海蔵寺

扇ガ谷の最奥にある深い緑に囲まれた臨済宗建長寺派の寺。もと真言宗で、1153(建長5)年、宗尊親王の命により、藤原仲能が本願主となって七堂伽藍が再建されました。

しかし、1333(元弘3)年の鎌倉幕府滅亡の際、兵火によって七堂伽藍が焼失したため、1394(応永元)年に第二代鎌倉公方足利氏満の命により、上杉氏定が禅宗寺院として再建しました。

徒歩 8分
※化粧坂(仮粧坂)入口まで

仮粧坂

扇ガ谷、佐助から梶原、藤沢方面に抜け、その先は武蔵方面へつながる道で、今も昔の面影を残している国指定史跡です。書物により化粧・気生・気和飛など表記が異なります。

その名の由来は、平家の首をここで化粧して首実験したから、このあたりに娼家があり、化粧した女性たちがいたから、辺りの樹木が勢いよく生い茂っていたので「木生え/気勢(きはえ)」といわれていたからなど諸説あります。

徒歩 7分
※源氏山公園内源頼朝像まで

源氏山公園

源氏山は、英勝寺と寿福寺の裏にまたがる山で、後三年の役(1083~1087年)で八幡太郎義家が奥羽(東北地方)に向かう際、この山上に白旗を立て戦勝祈願をしたという伝説から、源氏山や白旗山と呼ばれるようになったといわれていますが、寿福寺のあたりに源氏の邸があったからともいわれています。

現在は、サクラや紅葉が美しい自然公園として多くの人々に親しまれており、中央広場には高さ2mほどある、1180(治承4)年ころの若い源頼朝の像が立っています。また、遠足などの屋外食事場所としても人気です。

徒歩 6分

銭洗弁財天宇賀福神社

佐助ヶ谷の最奥に三方を尾根に囲まれ、古くから隠里と呼ばれ、福神の住むところといわれた凹地があります。銭洗弁財天宇賀福神社はそこに鎮座しています。

銭洗弁天のもとは扇ヶ谷の八坂神社の末社でしたが1970年に独立し、名を銭洗弁財天宇賀福神社としました。御神体は、体は蛇、頭は人の形をしていて水の神とされています。

徒歩 8分

佐助稲荷神社

赤い幟旗に彩られた数十の鳥居をくぐり、階段を登りつめると社殿があります。

社伝によると、源頼朝が伊豆に流されていたとき夢のお告げで旗挙げを促した「かくれ里の稲荷」を佐助稲荷と名付け祀った、といわれています。

徒歩 20分

GOAL:鎌倉駅(西口)

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